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「風荷重」タブ

このタブでは、荷重ケースを使用して、以前に作成された風荷重タイプを構造に適用します。

注記: モデルで風荷重がまだ定義されていない場合は、警告メッセージがダイアログに表示され、コントロールが非アクティブになります。風荷重の定義の詳細については、「 Create Wind Type Definition dialog」を参照してください。

「風荷重」タブ

このタブでは、ASCE 7およびその他のコードに従って静的風力を追加します。

設定説明
タイプを選択 事前に定義した風荷重のタイプをドロップダウンリストから選択します。
方向
対応するオプションを選択して、風荷重を生成する全体座標系の方向を指定します。
  • X(外部)
  • Y(外部) - Zが垂直軸
  • Z(外部) - Yが垂直軸(既定)
  • -X(内部)
  • -Y(内部) - Zが垂直軸
  • -Z(内部) - Yが垂直軸(既定)
次の図で説明するように、X方向に風が発生している場合は、風荷重が手前側に適用され、-Xが選択されている場合は、反対側に荷重が適用されます。Y、Z、-Y、-Zでの生成も同様です。

正と負の方向の風

係数 計算された風荷重に乗算される係数を指定します。
オープン構造

このオプションを選択すると、道路標識や送電塔などのオープン構造に荷重が生成されます。デフォルトでは、荷重生成は、メンバー間の領域がパネル(つまり、被膜材)で覆われているという仮定に基づいています。このオプションを設定すると、メンバーにのみ荷重が適用されます(つまり、被膜材には適用されません)。

ヒント: ここで使用されている用語は、ASCE 7の"オープン構造"の定義と同じではありません。 ASCE 7 Wind Load dialog box を使用して、このコードに準拠した閉鎖形の分類を生成してください。
SNiPパラメータ

以下のパラメータは、ロシアのコード(SNiP)に従って生成される風荷重に使用されます。

注記: SP 2.07.7またはSP 20.13330.2016コードに対して生成された風荷重は、Yが垂直軸のモデルでのみ使用できます。
設定説明
コーナーに風荷重を適用

45°方向に風荷重を適用するには、このオプションを選択します。

注記: このパラメータは、矩形の建物にのみ適用されます。
構成を選択
SNiP 2.01.07–85の"Loads and Actions"で定義されている建物の構成:
  • 0.角形建物構造 - 長方形の建物 - 左側のファサードの建築細部が際立つ設計
  • 1.角形建物構造 - 長方形の建物 - 両側のファサードがスムーズ
  • 2.角形建物構造 - 長方形の建物 - 右側のファサードの建築細部が際立つ設計
  • 3.角形建物構造 - 長方形の建物 - 両側のファサードの建築細部が際立つ設計
  • 4.角形建物構造 - 長方形の建物 - 三角形の建物
  • 5.角形建物構造 - 長方形の建物 - 菱形の建物
  • 6.角形建物構造 - 長方形の建物 - 頂点の数が12以下の多角形の建物
  • 7.角形建物構造 - 3未満 - 長方形の建物
  • 8.角形建物構造 - 3 - 三角形
  • 9.角形建物構造 - 4 - 菱形
  • 10.角形建物構造 - 5角以上の多角形
  • 11.RCフレーム構造
  • 12.格子鋼構造
レイノルズ数(NU) 風圧相関係数を指定します。パラメータが省略されたか、1に設定された場合は、代わりに計算値が使用されます。長方形の建物の場合、相関係数は常に自動的に計算されるため、指定した値は無視されます。
注記: ロシアの風荷重コマンドが追加された最初の荷重ケースでは、その中に定義されている他のすべての荷重を、このコマンドで必要な動的効果を計算するために考慮される質量と見なします。

「風荷重 - 動的」タブ

このタブでは、SP 20.13330.2016に従って動的風力を指定します。
注記: SP 2.07.7またはSP 20.13330.2016コードに対して生成された風荷重は、Yが垂直軸のモデルでのみ使用できます。
設定説明
風定義 ドロップダウンリストからSP 20.13330.2016風荷重定義を選択します。
風方向に沿った建物の幅 風の方向に平行な構造物の有効な長さ。
風方向を横切る建物の幅 風の方行に面した構造物の有効な投影。
地表面 地表面を考慮しない場合(つまり、全体座標系Y = 0が地表面)、または地表面を別のY座標で指定する場合に選択します。
係数 指定した方向の補正係数。
内部 サーフェスの内部または吸引の風力(つまり、荷重方向が逆になる)を指定するには、このオプションを設定します。
すべてのモード形状を許可 このオプションをオンにすると、コードで規定された振動数制限内であれば、モーダル分析から抽出されたすべてのモード形状の動的風荷重ベクトルが計算されます。このチェックボックスをオフにすると、計算では最初のモード形状のみが使用されます。
直交荷重を含める 荷重ケースに直交方向を含めるには、このオプションをオンにします。
静的な風ケース モデルで以前に定義された主荷重ケースを選択します。
風方向 風力を適用する平面方向を選択します。